昔ほどではないとはいえ、新卒で3年未満で退職する人に対して否定的な考えを持つ人はまだまだいます。
特にホワイト企業に勤めていた場合、尚更だと思います。
ホワイト企業に勤めているけど辞めたい、と思っている人の中には、周囲からの「もったいない」や「考え直すべき」と言った言葉で一歩を踏み出せない人は多いのではないでしょうか?
他にも、本当は誰かに相談したいけれど
- いい会社に勤めているんだから少しぐらい我慢すべきだよ
- まだ慣れてないだけ。社会人ってこんなもんだからもう少し続けたら?
などといった否定的な言葉をかけられそうでなかなか相談できず、1人で抱え込んでしまっている人も多いと思います。
福利厚生も整っていますし、本当に辞めていいものか、あるいは辞めて後悔はしないかとても悩みますよね!
今回は、実際にホワイト企業を1年半で退職した僕が、ホワイト企業を辞めたいと思うのは甘えなのかをテーマに解説していこうと思います。
Contents
ホワイト企業を辞めたいと思うのは甘え?

まず結論して、たとえホワイト企業に勤めていたとしても、辞めたいと感じるのは決して甘えではありません。
しかし、辞めたいと思う気持ちが一時的なものなのか、あるいは慢性的なものなのかで対応は変わってきます。
なぜ辞めたいと思うのか、改めて自分の気持ちに向き合ってみましょう。
出勤時や朝起きた時など一時的に辞めたいと思うのか、はたまた仕事中や長期間など慢性的に辞めたいと感じているのか、あなたはどちらに当てはまりますか?
辞めたいと思う気持ちが一時的な場合

もし辞めたいと思う気持ちがあくまで一時的なもので、仕事自体に特に大きな不満はないのであれば、工夫次第で改善できる可能性があります。
休み明け、出勤時に会社行きたくないとか辞めたいとか思ってはいたけれど、実際に出社すると仕事のスイッチが入って憂鬱を感じなくなる場合ですね。
そういった一時的な感情は、
- 楽しい休日と仕事のギャップ
- めんどくさい気持ちから
が原因であることがほとんどです。
こういった一時的な感情の場合、ランチを少し豪華にしてみたり、休み明けに頑張ったご褒美としてデザートを用意したり、
休み明けだからこそできる贅沢を取り入れることで、うまく向き合うことができます!
楽しい休日と仕事のギャップ
休み明け、仕事に行きたくないとか辞めたいとか思う気持ちは誰だって感じると思います。
サザエさん症候群なんて呼ばれたりもしますが、休日最終日の夕方あたりから、休みの終わりを実感し、途端にブルーになってしまう人多いはずです。
旅行に行ったり友達と遊んだり、ゴールデンウィークや年末年始など、休日が充実していたり大型連休を挟んだ場合は特に憂鬱に感じやすいです。
現実に引き戻される・・・そう言った表現がふさわしいかもしれませんね。
めんどくさい気持ちから
また、めんどくさいという気持ちは誰だって持ち合わせています。
人間は誰しも楽をしたいと思っているので、普段のルーティンである「歯磨き」や「お風呂」にすらめんどくさいと感じることがあります。
あなたも感じたことはありませんか?
僕はしょっちゅうあります笑
疲れていていますぐベッドで横になりたい時、歯磨きやお風呂がめんどくさく感じてしまいます。
それでも、歯磨きしたりお風呂に入らないと汚いですし、やらなきゃと思ってなんとかこなします。
辞めたいと思う気持ちが慢性的な場合

一方で、慢性的に辞めたいと思っているのであれば、話は別です。
以下に当てはまるのであれば、退職を視野に入れてみてもいいと思います。
- 会社に対して不満がある
- 体調不良が続いていてつらい
- 会社が憂鬱過ぎて休日も楽しめなくなった
ちなみに僕はこれらの項目全てに当てはまっていました。
順番に詳しく解説させていただきます。
会社に対して不満がある
1つ目が、会社に対して不満がある場合です。
今この記事を読んでいるあなたも、以下のような不満を抱いたことはあるのではないでしょうか?
- 給料・賞与が少ない
- 有給が取りづらい
- 苦手な上司や先輩がいて仕事しづらい
- 残業が多い
etc…
こういった不満がずっと続いているのであれば、今すぐにでも辞める方が吉です。
残念なことに、こうした不満って時間経過で勝手に改善されていくものではないんですよね・・・。
仮にできたとしても、長い期間を要しなくてはなりません。
給料も急に上がるわけではないですし、苦手な上司や先輩とだって異動や転勤などがない限りずっと一緒に仕事していかなくてはいけませんし・・・。
こういった状況を今すぐにでも抜け出すには、やはり自分から行動に移すしか方法はありません。
体調不良が続いていてつらい
2つ目が体調不良が続いている場合です。
会社で働き続けていて、体調不良になる日が多くなったと感じる人も多いと思います。
休みたい時に休めないことって本当に苦痛ですし、仕事にも集中できないですし、ストレスになりますよね。
ホワイトな企業であれば、社員の体調に配慮してくれるところが多いですから、体調不良を理由とした早退や有給も容易いかもしれません。
とはいえ、それが何回も続くと、休んでいる本人が罪悪感を抱えてしまい、気持ち的に休むことができない、なんてことにもなりかねません。
やっぱり休みたい時は、心置きなく休みたいものですもんね。
体調不良が慢性化しているのであれば、いっそのこと辞めてしまうのも本人にとって最善な策かもしれませんね。
会社が憂鬱過ぎて休日が楽しめなくなった
3つ目が会社が憂鬱過ぎて休日が楽しめなくなった場合です。
上記で挙げた理由から、休み明けの絶望感が嫌過ぎて、休日を満喫できなくなった人も多いのではないでしょうか?
特に休みの間に旅行に行ったり、友達と遊んだ時は、ギャップが激し過ぎてめちゃくちゃ行きたくなくなりますもんね。
僕の知り合いでも、休み明けの絶望感が嫌過ぎたあまり、休みが始まることすら憂鬱に感じるというよく分からない心境に陥ったという話を聞きました。
こうなってしまうと、365日大きなストレスを抱え込むことになり、結果取り返しがつかなくなるケースに陥る可能性があります。
ホワイト企業を辞めた僕の経験談

かつての僕は、ホワイトと呼んでいいような企業に勤務していました。
あの会社に転職した人曰く、「ここまで社員に優しい会社は他にはない」と語っていましたから、間違いありません。
僕がかつて勤めていたのは、ウェブ制作会社。
そこで僕はデザイナーとして働いていました。
デザイナーと聞くと、納期や修正に追われて残業は当たり前となかなかブラックな働き方をイメージされる方は多いと思いますが、
当時勤めていた会社では、そのようなことはほとんどありませんでした。(10年ほど前はブラックな働き方が日常茶飯事だったようですが)
残業は月平均で10時間程度でしたし、福利厚生も良かったですし、有給もよほど忙しい時期ではない限り容易に取得することができました。
ホワイト企業に就職してから、頭痛がひどくなった

しかし、そんないい会社に就職してから、頭痛がひどくなってしまいました。
僕はもともと頭痛持ちで、学生時代までは低気圧やストレスの影響で2週間に1回のペースで頭痛が起きていました。
このペースでもそれなりに厄介に感じていたのですが、いざ社会人として就職した途端、頭痛の頻度が増えました。
2週間に1回のペースから、1週間に1回のペースで頭痛が発生するようになって。
酷い時には仕事中に吐き気すら覚えるほどの頭痛も経験しましたし、1週間のうちに2回ほど頭痛を経験したこともあります。
吐き気を覚えるほどの頭痛に遭遇した日は、とても仕事どころではありませんでしたから、半休を使って早退したり、
一度だけ他の社員さんに断りを得て会社のラウンジで休んだこともあります。
たかが頭痛、と思う人も多いかと思いますが、頭痛も体調不良であることに変わりありません。
ズキンズキンと脈打つような痛みにほとんど意識が向いてしまい、仕事に集中することができませんでした。
雇われることに向いていなかった

当時の僕は病院に行ったり、1ヶ月ほど休職したりして何とか対策は練ったのですが、どれも気休めにしかなりませんでした。
相変わらず休み明けに必ずと言っていいほど頭痛が発生し、僕はその度にウンザリしてましたね。
しかし、自分なりの対策が気休めにしかならなかったことから、僕は根本的に「会社員として雇われることに向いていなかった」ということに気がつきました。
雇われることそのものが大きなストレスの源となり、頭痛の慢性化に繋がっていたのだと僕の中で結論付けたのです。
仕事中の頭痛以外にも、週5日で8時間も働くことや、給料や賞与の少なさにも不満を抱いていました。
若手が何言ってんだと反感を買いそうですが、そんな不満を抱えたままずっと働くなんて嫌でしたし、
ブログを使った自由な働き方を実現したいという気持ちも芽生えたので、僕は1年半で会社を辞めるという選択肢を選びました。
ホワイト企業を辞めてから変わったこと

期待半分、不安半分でホワイト企業を辞めた僕ですが、僕の場合、会社を辞めて大正解でした。
僕を苦しめた頭痛に苛まれることがほとんどなくなりましたから。
それでも低気圧とか、環境の問題で今も頭痛が起きることはたまにあるのですが、自由な働き方にシフトした今、
罪悪感を抱え込むことなく休むことができるので、精神的な苦痛はほとんど感じなくなりました。
会社を辞めてから得た恩恵はそれだけではありません。
365日自由な働き方にシフトしたのですから、休み明け特有の憂鬱な気分を味わうこともなくなりました。
この憂鬱がなくなったことで、毎日大きなストレスを抱えることなく穏やかに過ごすことができています。
今でも「せっかく就職したのにもったいない」とか「もう会社勤めしないの?」とか、言われることはあります。
しかし、頭痛に苛まれることはほとんどなくなりましたし、ストレスも減りましたし、僕はもう会社員として戻るつもりはありません。
あのまま会社員として働いていたら、本当に取り返しがつかなくなるぐらいに身体を壊していたに違いないと感じていますから。
正直、会社を辞めて自由な働き方にシフトした今、精神的に余裕のある生活を送れていると実感しています。
ホワイト企業勤務だからといって幸せになるとは限らない

どんなに給料が良くても、福利厚生が良くても、残業が少なくても、そもそも自分が会社員として働くのに向いていなければ意味がないと思います。
ホワイトな会社に就職し、安定した給料を得ているからと言って自分自身が安定するとは限りません。
無理して自分に合わない働き方を続けていると、自分自身の首を締める結果になってしまい兼ねませんから。
会社の良し悪しや、自分が幸せと感じる基準は人それぞれですし、自分が魅力的に感じた会社が、側から見ればそこまで魅力的に感じていないことも良くあることです。(逆もまた然りですね)
辞めたいけど、本当に辞めていいものかまだ悩んでいる人は、一度自分が望んでいるライフスタイルが何かを自分自身に問いかけてみてください。
自由な働き方を望んでいるのか、あるいは別の分野に挑戦してみたいのか・・・。
素直に出てきた答えこそ、自分が本当に望んでいるライフスタイルです。
その答えを大切にし、行動に移すことで後悔のない人生を送ることができるはずです。
まとめ
ホワイト企業でも辞めたいと思うのは甘えなのか、をテーマに解説させていただきました!
会社を辞めたい、行きたくないと思う気持ちがずっと続いているのであれば、どんなにホワイトな会社であっても辞めていいと僕は思います。
慢性的に辞めたい感情を抱いているということは、そもそも雇われることに向いていない可能性がありますし。
自分の人生の主役は、自分しかいません。
「本当に自分が望んでいるライフスタイルってどんなものだろう?」
そう問いかけ、素直に出てきた答えを大切にすることが、1番後悔のない人生になると僕は思います。
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